今回は飼育ケースについてです。
クワガタやカブトの種類や大きさ、その時の状況など
種類別・場面別・目的別に最適な飼育ケースをご紹介します。
今回は単独飼育を想定しております。
単独飼育…ケース内に成虫1頭のみ
多頭飼育…ケース内に成虫2頭以上
観賞用の飼育ケースの選び方
まずは観賞用の飼育ケースの選び方です。タイプ別にご紹介します。
この飼育ケースは大きい順にLサイズ、Mサイズ、Sサイズ、SSサイズです。
国産カブトムシ・クワガタの飼育ケース(観賞用・長生き用)
国産カブトムシの成虫飼育用は、単に観賞するだけであれば、SSサイズ程度のケースでも全く問題ありません。
国産のクワガタも同様です。
ホダオガやハスクチップなども薄く敷いて置くだけで、あとは昆虫ゼリーさえ置いておけばそれでOKです。
ただ、長生きをしてもらおうとする場合などは、それより大きめのSサイズ以上のケースがオススメです。
ホダオガやハスクチップもケースの4~5分目まで敷き、カブトやクワガタが潜れるようにしてあげる方が良いです。
転倒防止用として枯葉や止まり木を置いておくとベターです。
ただ潜ってしまっている時間も多いため、観賞できない時間なども出てきてしまいます。
外国産カブトムシ・クワガタの飼育ケース(観賞用・長生き用)
外国産のカブトムシ・クワガタの成虫飼育用は、国産と比べて大きい個体が多いため、ケースのサイズも国産のものと比べ大き目をおすすめします。
観賞用であればSSサイズでも事足りる種類も多いのですが、例えば、ギラファノコギリクワガタや、ヘラクレスオオカブトのような体長100mm以上のものに関しては、Sサイズ以上のほうが良いと思います。
観賞用とはいえ、ケースの中でほとんど動けないようですと観賞してても面白くないのでは、とも思います。
ただ注意点としましては、動き易くなる分転倒の機会も増えるので、転倒防止材などの準備も必要かと思います。
長生きさせるための飼育ケースでいいますと、やはり観賞用よりは大き目で、ホダオガやハスクチップも4~5分目くらい敷いて置く事をおすすめします。
観賞用飼育ケース まとめ
1 国産カブトムシ・クワガタの観賞用 SSサイズ 長生き用 Sサイズ
2 外国産カブトムシ・クワガタの観賞用 大型個体(100mm以上) Sサイズ
3 外国産カブトムシ・クワガタの観賞用 普通個体(100mm以下) SSサイズでもOK
4 外国産カブトムシ・クワガタの長生き用 大型個体(100mm以上) Mサイズ
5 外国産カブトムシ・クワガタの長生き用 普通個体(100mm以下) SサイズでもOK
目的別の飼育ケースの選び方
では次に目的別に最適な飼育ケースを見てみましょう
産卵セットを組む場合
カブトムシ・クワガタの産卵セット(♀が産卵をするための飼育セット)の飼育ケースは、カブトムシは国産・外国産問わず、Lサイズ、又はそれよりさらに大きい衣装ケースのような物をおすすめします。理由としましてはカブトムシはその特性としまして、ある程度の広さがある所でないと産卵しないという傾向があるためです。カブトムシの幼虫は外敵が多いため(モグラなど)、♀は数多くの卵を広範囲に渡って産む事が多いです。狭い範囲で産卵すると、一度でたくさん食べられてしまう事も考えられからだと思われます。ですので狭い空間の中では逆に、産まないという決断をすることも多いと思われます。
クワガタの産卵セットの飼育ケースは、そのサイズに応じて大きさを選ぶ感じでも問題はありません。Mサイズくらいあれば産卵しやすい傾向があるようです。
冬越し・冬眠には何が最適か
クワガタには冬を越す種類もあります。国産ではオオクワガタやコクワガタなどです。では冬越し用の飼育ケースには何が最適なのか。基本的にはSSサイズの飼育ケースでもOKです。ですが、より大きいサイズの飼育ケース(Mサイズ以上)の方が外気温などの影響を受けにくいため、越冬には向いております。
尚、外国産のクワガタの中にも越冬する種類はおりまして、本来の生息地が日本の気候に近い(四季がある)環境に生息しているクワガタは越冬する傾向があるようです。
目的別飼育ケース まとめ
1 国産カブトムシの産卵用飼育セット 飼育ケースLサイズ又は衣装ケースのような大きな容器
2 国産クワガタの産卵用飼育セット 飼育ケースMサイズ
3 国産クワガタの飼育セット 飼育ケースMサイズ以上
この記事でご紹介したアイテム
月夜野きのこ園クワガタ菌床販売部でご購入頂けます。
>飼育ケースLサイズ
>飼育ケースMサイズ
>飼育ケースSサイズ
>飼育ケースSSサイズ
>昆虫ゼリー(プロティンゼリー)
>ハスクチップ
>あばれん棒