今回は外国産クワガタの中でも、ケンカも強く人気もあるクワガタ、
スマトラオオヒラタクワガタの飼育方法をご紹介致します。
ケンカ番長ともいえるクワガタです。
スマトラオオヒラタクワガタの基本情報
スマトラオオヒラタクワガタってどんなクワガタ
スマトラオオヒラタクワガタは、その名の通り東南アジアのスマトラ島に生息している、ヒラタクワガタの亜種です。スマトラ島は地図で見ますと、西北から東南に伸びている島で、その島の北部(アチェ等)、中部(パダン・リアウ等)、南部(ベンクル等)と生息地域は広がっております。北部に生息するほど内歯が下方にある傾向があります。(あくまで傾向です)
このクワガタはオオクワガタ属ですので当然ドルクス系となります。
スマトラ島北部のアチェ地域のスマトラオオヒラタクワガタ 内歯は下方
スマトラ島南部のベンクル地域のスマトラオオヒラタクワガタ 内歯は上方
スマトラオオヒラタクワガタの特徴
スマトラオオヒラタクワガタの特徴としましては、国産のヒラタクワガタもそうですが、性格が強暴である事が挙げられます。体も大きく、大きな♂では100mmを超えるものもあります。また大アゴで挟む力も強いため、当然ケンカも強いです。
先述しましたが、産地や個体差によって内歯の位置が微妙に違う事も特徴として挙げられます。どちらが好みかは人によっても差の出るところです。日本国内でも人気があり、外国産クワガタの中でも比較的に飼育経験者も多いクワガタでは、と予測されます。
スマトラオオヒラタクワガタの基本情報 まとめ
1 スマトラ島に生息している、ヒラタクワガタの亜種
2 ♂は個体や産地によって、内歯の位置が上下する事がある
3 体は大きく大アゴで挟む力も強い
4 性格は凶暴でケンカも強い
スマトラオオヒラタクワガタに卵を産ませてみよう
成熟の確認
では早速スマトラオオヒラタクワガタのブリードについてご説明致します。
まずは子孫を残す方法から入ります。ここでのポイントは成熟です。このことは他のどの種類にも通じて言える事だと思います。
成熟期間ですが、後食を開始してから最低4カ月、できればじっくりと6カ月程みた方が無難だといえます。成虫の寿命としましても1年以上生きる事もありますので、あせらず6ヶ月間待ってみる事をお勧めします。成熟期間が過ぎましたらいよいよ産卵のための準備を行います。
産卵セットの組み方
スマトラオオヒラタクワガタの♂♀同居生活は、産卵セットにて直接行います。
産卵セットは他の種類同様にオーソドックスなものでOKです。
飼育ケースM~Sサイズの7分目までマットを敷きつめて上から手でギュウギュウと押しつけて固めます。適したマットは完熟マット、黒土マットです。そして固めた上から2~3cmほどさらにマットを入れます。この時は固めなくてOKです。そいて最後に昆虫ゼリーと転倒防止材を入れておけば完成です。
この時の管理温度はだいたい23℃~27℃くらいが目安となります。
1週間~10日間もすれば、一旦は交尾完了とみなしても良いと思います。この期間中に♂が♀を挟んだり、♀がマットの中に潜りっきりの事が多い場合などは、まだ機が熟していない可能性もありますので、一旦は産卵セットから取り出して♂♀個別管理にてもう少し様子をみてみるのも良いでしょう。
産卵・割り出し
産卵セットに成虫を投入してから1ヶ月半~2ヶ月もすれば、飼育ケースの側面から幼虫が見え始めてきます。そうしましたら割り出しを行ってみましょう。スマトラオオヒラタクワガタは、海外のクワガタの中でも比較的に産卵数は多い方です。2ケタ産卵も充分期待が持てます。割り出した幼虫は個別にて管理を行います。最初はひとまず産卵に使用しましたマットにて継続して飼育を行う事をお勧めします。そして幼虫が大きくなり始めてきましたら、いよいよ菌糸ビンに投入します。
割り出しの様子
スマトラオオヒラタクワガタに卵を産ませてみよう まとめ
1 成熟期間は後食開始後じっくり6カ月みる事がオススメ
2 産卵セットに使用するマットは完熟マット、黒土マット
3 ♂♀同居生活は産卵セットにて直接行う
4 飼育ケース内に幼虫が見え始めたら割り出しを行う
5 割り出した幼虫は産卵に使用したマットにて個別で飼育を行う
スマトラオオヒラタクワガタを羽化させよう
幼虫飼育の開始
割り出しが無事終わり、幼虫を個別にて飼育を行いながら、幼虫が大きくなり始めましたら、いよいよ菌糸ビンを使用しての本格幼虫飼育に入ります。最初の1本目の菌糸ビンはE-1100ボトルで良いと思います。スマトラオオヒラタクワガタは、幼虫期間も個体差があるとはいえ12ヶ月くらいかかる場合もありますので、何度かの菌糸ビン交換は発生します。後半の3齢幼虫になりましたら大きめのE-1400を使用するのも良いと思います。やはり大型のヒラタクワガタですので、最後は幼虫もかなり大きくなるためです。
幼虫飼育の管理温度は16℃~25℃と幅広く対応ができますが、大きな成虫を目指している方は20℃以下の低温飼育を行っている方もいるようです。もちろんこの場合は飼育期間もやや長めを覚悟する必要があります。大きな成虫というよりは早めの羽化を目指す方は20℃以上の管理がお勧めです。
サナギになったら
幼虫飼育を開始しまして1~2回の菌糸ビン交換も行い、いよいよ幼虫がサナギになり始めましたら、基本通りに安静にしておく事をお勧めします。1年間の集大成となります。サナギになりましたら、1~2ヶ月後には羽化をすると思います。羽化直後は他の種類同様にしばらくは活動は行わず、昆虫ゼリーなどのエサも食べません。自分から積極的に動き始めるまでは様子を見守っていて下さい。
羽化直後の成虫
羽化したての成虫はお腹がやや赤い
体も大きく、挟む力もあり、ケンカに強いスマトラオオヒラタクワガタ、いよいよ成虫とのご対面です。成虫寿命も短くはありませんので観賞するにも充分楽しむ事ができます。
産卵・幼虫飼育・羽化とみてきましたが、注意点としましては、ヒラタ系のクワガタはあまり寒さに強い方ではありませんので、日本の冬場の低温は注意が必要です。15℃以下にはならにようにご注意下さい。
もちろんド迫力のクワガタとはいえ、大いなるクワガタ愛を持って飼育を行って下さい!
スマトラオオヒラタクワガタを羽化させよう まとめ
1 幼虫飼育期間は10~12ヶ月(♂♀や飼育温度により変動あり)
2 菌糸ビンはE-1100またはE-1400がオススメ
3 菌糸ビン交換も何度か発生する
4 幼虫飼育温度は16℃~25℃と幅広く対応できる
5 冬の低温には気をつける(なるべく16℃以上にて飼育)
この記事でご紹介したアイテム
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