カブトムシの幼虫!飼育方法やその他あれこれご説明します!

カブトムシ幼虫と成虫 カブトムシ幼虫飼育

カブトムシの幼虫について

幼虫はどうやって手に入れるのか

カブトムシの幼虫はどうやって手に入れるのか?最初の疑問だと思います。
昆虫採集は聞いた事があるけど幼虫採集?知らないなぁ・・・。
もちろん幼虫の採集も不可能ではないのでしょうが、
まぁあんまりオススメではありません。

実は幼虫も通販などで販売がされております。通販で売られているのは成虫だけではないのです。まずは販売場所のご紹介です。カブトムシ幼虫販売サイト
カブトムシの幼虫は基本的には夏場に売られている事は少ない(というかほとんどない)です。理由はおわかりでしょうか?
国産のカブトムシのその一生は基本的には1年間のサイクルです。という事は、夏にはほとんどが成虫になっているからです。言われてみれば、確かにそうだね、といった感じになると思います。ですのでカブトムシの幼虫は秋~春の期間に売られている事が多いわけです。

カブトムシ幼虫のお尻

幼虫の飼育方法

カブトムシの幼虫を購入しましたら早速飼育を開始してみましょう。カブトムシの幼虫は野性のものは主に腐葉土をエサとしておりますが、飼育ではマットを使用します。オススメのマットはきのこマットです。幼虫は単体で飼育する事がオススメで、プリンカップや容器にマットを詰めてその中に幼虫を入れてあげます。
マットを使用する前には必ず同封されている説明書を読んで、ガス抜きを行ってから使用するようにして下さい。幼虫飼育~サナギ、羽化までに関しましては、別の記事でも書いておりますので、そちらもご参照下さい。
参考記事カブトムシの育て方!『1年間の飼育スケジュール』を覚えておこう!

カブトムシ幼虫PCBボトル

幼虫の越冬

カブトムシは幼虫時代に冬を越す(越冬)する昆虫です。外国産のカブトムシの中には寿命が長く成虫でも越冬する種類もおりますが、国産のカブトムシは成虫での越冬は基本的にはしません。幼虫越冬する種類となります。冬場も常温で飼育を行いますと、例外的に春に羽化をしてしまうケースもありますが、野性のカブトムシは基本的には春先はまだ幼虫のままでいる事がほとんどです。

幼虫を大きくする方法 目指す大きさ

カブトムシは成虫になってからは大きくなりません。大きくなるかならないかは幼虫時代に決まります。どうせなら♂であれ♀であれ、大きい成虫が見たいと思うのが人情です。では幼虫が大きくなればいい!でもそんな方法はあるのか?クワガタなどは、低温でじっくり時間をかけて育てた方が幼虫は大きく育つ、なんて事を聞きますが、カブトムシは一生の基本的なサイクルは1年間ですので、じっくり時間をかけてというのも不自然にはなります。ただ1つ言える事は、常温にて野性のカブトムシとおんなじ期間キッチリに幼虫時代を遅らせるほうが、大きくなり易い、かも、といった感じでしょうか。この他にも幼虫を大きくする裏ワザもあるにはありますが、やや難易度が高いため今回は割愛致します。幼虫の最終的な重さは、ひとまず30~35g以上を目指してみましょう!

カブトムシ幼虫と成虫

カブトムシの幼虫について まとめ

1 幼虫の採集は難しいため、購入がオススメ(季節限定がほとんどです)
2 幼虫飼育にはマットを使用して行う オススメはきのこマット
3 国産カブトムシは幼虫越冬する昆虫で、基本的には成虫での越冬はしない
4 大きくなるもならないも幼虫時代にかかっている。
5 大きくするには野性と同じ期間の幼虫飼育(冬期間は涼しめで)がオススメ

カブトムシの幼虫に関するあれこれ

オスメスの見分け方

カブトムシの幼虫は産まれたばかりの頃は体も小さく、どれも同じように見えます。ですが幼虫が大きくなってきて春頃になりますと実は♂と♀の判別ができるようになります。ではどうやって見分けるのでしょうか。どこを見るのかと言いますと、実はお尻をチェックするのです。画像を参照して頂けるとよくわかります。

国産カブト幼虫オス

国産カブト幼虫メス

お尻の部分(下から2~3の節の間)にVの字が見えている物と見えてないものがある事がわかります。Vの字が見えているものは♂です。見えてないものは♀です。
幼虫販売のお店等でも♂♀判別してませんという表記をしているところも多々あります。

コバエ対策

幼虫飼育の時の課題は何と言ってもコバエです。よりよく飼育しつつコバエを発生させない方法はあるのでしょうか。コバエは何故に発生するのでしょうか。その多くはガス抜きの時に入ると予測されます。ガス抜きとはマットが再発酵しないように使用前に行います。大きめのシートの上にマットを広げ天日にあて風を通す作業です。その時にコバエが卵を産みつけるのではないかと思われます。そこで対策としまして、マットを洗濯ネットのような物の中に入れて、外部からのハエの侵入を防ぐ!これが有効です。

ガス抜き後の対策としましては、飼育容器にてこ入れをします。まずは飼育ケースにて飼育を行っている方の場合は、容器とフタの間に穴を開けない新聞紙を挟みます。実はこれだけでもコバエはだいぶ防ぐ事ができます。PCB1100ボトルにて飼育を行っている方にオススメなのは、ボトル自体を洗濯ネットのようなもので覆ってしまう。これが有効です。これらの方法は多くのブリーダーさんが実践しておりますので信ぴょう性も高いです。マット交換の時にもコバエが侵入する事がありますので注意してみて下さい。

飼育ケース

人工蛹室

幼虫が大きくなり春を過ぎた頃あたりから、カブトムシはサナギになります。幼虫飼育を行っていくと、ある時をさかえにエサをあまり食べなくなってくるのがわかります。そうなったらそろそろサナギになる頃かなと思って下さい。幼虫はマットの中に蛹室(ようしつ)というものを作ります。その中で羽化して成虫になります。そのままの状態で置いておいても、カブトムシは無事に羽化します。ですがサナギの状態をじっくりと観察したい場合は、人工蛹室を作ってそこで羽化してくる様子を見る事もできます。

人工蛹室とはその名の通り蛹室を人工的に作ったものです。ではどうやって作るのでしょうか。作り方はいたって簡単です。トイレットパーパーの芯を使用して作ると良いと思います。芯を何かの容器に入れて倒れないようにします。底の部分に濡らした状態のティッシュペーパーを敷き、上から縦にサナギを入れます。ティッシュペーパーは水分補給ようです。ポイントは乾燥させすぎない事と縦にサナギを入れて、且つ倒れないようにする事です。

人工蛹室1

人工蛹室2

人能蛹室3

カブトムシの幼虫に関するあれこれ まとめ

1 大きくなった幼虫は♂♀の判別ができるようになる
2 コバエはガス抜き時と飼育時ともに対策がある
3 人工蛹室はいろんな物で作る事ができる。

この記事でご紹介したアイテム

月夜野きのこ園クワガタ菌床販売部にてご購入頂けます。
国産カブトムシ
国産カブトムシ幼虫
きのこマット
PCB1100ボトル
飼育ケース

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