スジクワガタの飼育に挑戦!産卵から幼虫飼育までご説明します。

スジクワガタの飼育に挑戦!産卵から幼虫飼育までご説明します。


スジクワガタってどんなクワガタ

スジクワガタの基本情報

スジクワガタは日本に生息しているクワガタで、分類的には、オオクワガタ属コクワガタ亜科に属するクワガタです。体長は小さくオスでも40mmに満たないものがほとんどです。

スジクワガタの特徴

色は黒く、縦にスジが入っているところが特徴です。頚節(けいせつ)と呼ばれる部分が前方向に広がる形状をしています。

スジクワガタのオス(左)とメス(右)
スジクワガタ

スジクワガタってどんなクワガタ まとめ

1 日本に生息している
2 体長は小さい
3 背中に縦スジが入っている
4 頚節(けいせつ)が前方向に広がっている

スジクワガタに卵を産ませてみよう

成熟の確認

卵を産ませるにあたってはオスメスそれぞれが成熟していて、交尾・産卵可能な状態であることが必要になります。成熟した状態になるまでの期間は、後食開始から4~6ヶ月程度です。

※後食(こうしょく)…成虫になってからエサを食べ始めること

交尾(ペアリング)

成熟したオスとメスを同じ飼育容器の中に入れ交尾を促します(同居ペアリング)。ヒラタクワガタなどのように特別に気性が荒い種ではありませんが、オスとメスがケンカしていないかどうかの確認はしたほうがよいでしょう。

1週間くらい同居させた後、メスを取り出し産卵セットに移動します。

産卵セットの組み方

スジクワガタにおすすめの産卵セット方法は、材産卵セットです。

▼使用するもの
クヌギ材
コバエシャッター中または大
発酵マット(完熟マットか黒土マット)
ハスクチップ
昆虫ゼリー

▼産卵セット時の温度
25℃前後

▼手順
1 クヌギ材の下ごしらえ
1-1 皮をむく前のクヌギ材を用意します
クヌギ材皮むき前
1-2 カッターやナタを使い皮をむいていきます
クヌギ材皮むき後
1-3 皮をむいたら水につけます(5~10分程度)
クヌギ材を水につける
1-4 水につけたら陰干しします(5~10分程度)
クヌギ材浸水後陰干し
材の下ごしらえはこれで完了です。

2 セットする
2-1 ケースの底に5センチ程度発酵マットを固く詰め、1のクヌギ材を置きます
クヌギ材を置く
2-2 置いたクヌギ材の回りをマットで固く埋め込みます
クヌギ材埋め込み
2-3 マットの上に転倒防止のハスクチップを敷きゼリーを置きます
ハスクチップとゼリーを置く
2-4 メスを入れてフタをする
クヌギ材産卵セット
セットはこれで完了です。

メスの投入から割り出しまで

▼割り出しはタイミングが重要
割り出しはタイミングが重要です。それが早すぎても遅すぎてもとれる幼虫の数を減らすおそれがあります。早すぎる場合は、まだ産めるメスが産まなくなる可能性が高くなり、遅すぎる場合にはメスが幼虫を食べてしまうおそれがあります。

▼割り出しするのに良いタイミング
割り出しを行うタイミングは、基本的にはケース側面や底面に幼虫が見え始めてからになります。期間でいうと、産卵セットにメスを投入してからおよそ2か月程度になります。

割り出した状態
割り出し

材から出てきた幼虫
材から出てきた幼虫

スジクワガタに卵を産ませてみよう まとめ

1 成熟期間の目安は後食開始後約4~6か月
2 産卵時は23~25℃で温度管理するとよい
3 割り出しはタイミングが重要


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スジクワガタを羽化させよう

割り出しを行った後の幼虫や卵は個別に管理を行い、その後幼虫飼育へと移行します。

スジクワガタの幼虫飼育方法

スジクワガタはオスでも40mm程度とクワガタとしては小型種の部類に入ります。なので容器のサイズは200~500cc程で充分です。エサの種類は菌糸・発酵マットともに使用可能です。菌糸であれば「Basic」か「Element」、発酵マットであれば「きのこマット」か「くわマット」がおすすめです。なお発酵マットよりも菌糸で飼育した方が大きく羽化する傾向がありますので、サイズを狙うのであればおすすめです。

理想の温度は23~25℃くらいで、幼虫飼育期間は10~12ヶ月程度になります。温度管理なしで冬場に寒い所で管理した場合、その間は成長せず羽化までにもう少し時間を必要とします。

▼スジクワガタの幼虫飼育例(幼虫期間約10ヶ月)
1 産卵セットの中で過ごす(約2ヶ月)
2 割り出して1本めのエサ「菌糸カップ(Basic200)」に投入(約4ヶ月)
3 エサ交換で2本めのエサ「菌糸カップ(Basic200)」に投入(約4ヶ月)
4 34mmのオスが羽化する

菌糸カップ使用例1 幼虫用の穴をあける
菌糸カップ使用例

菌糸カップ使用例2 幼虫を投入
菌糸瓶使用例2

34mmで羽化したオスのスジクワガタ
スジクワガタ34mmオス

蛹(さなぎ)になったら

幼虫は成長が進み3齢になると蛹になる準備を始めます。スジクワガタは小型の種なので、サイズ的には菌糸カップの200ccサイズで充分です。蛹化が確認できたらなるべく安静に見守り、万が一蛹室を壊してしまった場合には人工蛹室に移し替えてあげましょう。

スジクワガタを羽化させよう まとめ

1 幼虫期間は10~12ヶ月程度(ただし温度・エサ等により前後する)
2 温度管理なしの場合、幼虫期間が長くなる
3 菌糸で育てると早く羽化しやすい
4 菌糸で育てると大きく羽化しやすい
5 小型の種なので、容器のサイズは200ccでもいける

この記事でご紹介したアイテム

月夜野きのこ園クワガタ菌床販売部にてご購入頂けます。
クヌギ材
コバエシャッター大
完熟マット
黒土マット
ハスクチップ
昆虫ゼリー
Basic200菌糸カップ

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