本日は、重厚な体格をもつアンタエウスオオクワガタの紹介させて頂きます。
ギリシャ神話の巨人アンタイオス?!たくましい「アンタエウスオオクワガタ」
巨大アンタイオスとは、ギリシャ神話の好戦的な巨人です。ラテン語ではアンタエウスと言われ、そのたくましい姿から名づけられたと言われております。
その名の通り、オオクワガタの仲間で最も重厚な体型をしていて、大型であり、体の横幅が広く、厚みがあります。 オスの大アゴは特に太く、体色は光沢のある黒色です。
他のオオクワガタに見られるような大アゴのつけ根の近くの突起(眼上突起)は目立たず、メスの上翅には縦のスジがなく大アゴのつけ根の裏側にはオレンジ色の毛束があります。
ブーム当時(21年前)はインドアンタエウス成虫は数十万円は普通で、幼虫も1頭数万円近くと驚く価格で販売されていました。
アンタエウスオオクワガタの生息地
生息地は、インド北部、ネパール、ブータン、シッキム、ミャンマー、中国南部、タイ北部、ラオス、ベトナム北部、マレー半島と広範囲となります。
アンタエウスオオクワガタのアゴの形状
【マレーアンタエウス】
産地によって形が異なり、マレー産のアンタエウスオスは、湾曲が強く内歯が幅が広く真ん中よりで形が三角になりやすいく、前胸背板の前方がより広いです。
【インドアンタエウス】
他の産地に比べて体はやや細長く、光沢が強く、大あごの湾曲が弱く、大型個体では内歯はより前方に突出し、斜め前方を向くきます。
【アンタエウスメス】
メスは生息地にが異なっても同じに見えるので、混ざらないよう注意が必要となります。
アンタエウスオオクワガタの飼育について
アンタエウスオオクワガタの価格
アンタエウスオオクワガタの価格は成虫ペアで5,000~15,000円でクワガタショップや通信販売などで購入出来ます。成虫の寿命は1年~2年が目安で温度管理が必要です。理想の温度帯は17~27℃です。飼育や産卵方法は同じですが、インドやネパールは温度が低いので低めの温度でも良いと思います。
飼育情報のまとめ
産卵:「産卵木」でも「発酵マットのみ」でも産みます。
産卵マット:完熟Mat
寿命:1年~2年
温度:17~27℃
価格:5千~3万円(血統やサイズにより変動)
成熟期間:6~12ヵ月(羽化~交尾可になるまでの時間)
幼虫飼育:きのこMat、菌糸ビン
その他:大きくするなら菌糸ビン、
産卵は完熟Matでの産卵がお手軽でおすすめ
アンタエウスオオクワガタのまとめ
1 名前の由来はギリシャ神話の巨大アンタエオス!
2 アンテブームの時は成虫は数十万円、幼虫も1頭数万円近くと驚く価格で販売。
3 アゴの形状は産地で異なる。
4 飼育する理想の温度帯は17~27℃です。
5 発酵マットのみでも産卵する。
6 幼虫には、菌糸ビン・発酵Matで可能。
この記事で紹介したアイテム
月夜野きのこ園クワガタ菌床販売部でご購入頂けます。
>アンタエウスオオクワガタ
>産卵用マット:完熟Mat
>幼虫飼育用マット:きのこMat
>幼虫飼育用菌糸:E-1100・EP-1100・E-1400・EP-1400