クワガタやカブトムシのメスを捕まえたり、拾った場合はどうするの!

メスを手に入れたら カブトムシ成虫飼育・産卵

クワガタやカブトムシが入ってきた、または拾った場合

家の中に入ってきた、道端で拾った、なんとなく捕まえてしまったなど、思いがけずクワガタやカブトムシが手に入ることがあります。飼育の準備をしていない状態で虫だけが目の前にいる…。こんなときにどうすればよいかについて、この記事で紹介してみたいと思います。

また、大きなツノやアゴが人気のオスだけでなく、普段目立たない傾向にあるメスにもスポットを当てて紹介したいと思います。

メスにはメスの楽しみ方がある
オオクワガタのメス

まず何をどうしたらいいの?

入れ物は?
虫カゴや飼育ケースなど専用の容器があればそれに入れておければよいのですが、手元にない場合も多いかと思います。そんな時にはビンやタッパーで十分代用することが可能です。紙やビニールでできているものは簡単に破られてしまいますので、丈夫であることが一つポイントとして挙げられます。

虫たちも呼吸をしますので通気を確保する必要があります。ビンやタッパーなどを使用する際にはフタに穴をあけるなどして密閉状態にならないよう注意してください。

また、クワガタやカブトムシは乾燥に弱いので、容器の中に濡れたティッシュなどを入れて、ある程度の湿度も確保してあげたほうが良いでしょう。その容器での管理は一時的な処置として、その間に飼育ケースを準備して移してあげたほうが良いでしょう。

専用の飼育ケースなら丈夫で通気もOK
飼育ケース

エサは?
エサは昆虫ショップやホームセンターなどで専用のゼリーが販売されているので、それがあればベストですが、もしなければリンゴやバナナなどを切って与えるとよいでしょう。

昆虫ゼリーがあればベスト
昆虫ゼリー

成虫飼育の例
飼育ケースにハスクチップを敷いて霧吹きなどで湿り気を与え、エサのゼリーを置きます。

成虫飼育の例

何虫なのか判定してみよう

ひょっこり出会える虫たち
どうせなら手に入れた虫が何虫なのかがわかった方がいいですよね。この章では日本でひょっこり出会う可能性の高いクワガタとカブトムシを写真で紹介します。

カブトムシ(左=オス、右=メス)
カブトムシのオスとメス

オオクワガタ(左=オス、右=メス)
オオクワガタのオスとメス

コクワガタ(左=オス、右=メス)
コクワガタのオスとメス

ノコギリクワガタ(左=オス、右=メス)
ノコギリクワガタのオスとメス

ヒラタクワガタ(左=オス、右=メス)
ヒラタクワガタのオスとメス

ミヤマクワガタ(左=オス、右=メス)
ミヤマクワガタのオスとメス

スジクワガタ(左=オス、右=メス)
スジクワガタのオスとメス

メスなら産卵にチャレンジしてみよう
家の中に入ってくる、道端で拾うなどして出会ったメスは、野外での活動中に交尾を済ませ、お腹に有精卵を持っている事があり、産卵用の飼育セットにいれておくと卵を産んでくれる場合があります。必要な道具さえあれば特別難しい手順などもありませんので、ぜひチャレンジしてください。

卵を産ませる場合のセット方法

カブトムシの場合
~発酵マットを使った産卵セット方法~

▼準備するもの
1 クリーンケースM
2 完熟マット
3 昆虫ゼリー転倒防止材

▼作り方の手順
1 ケースの7分目までマットを入れて、上から手で押し固める
2 その上から同じマットを2~3cm程ふんわり乗せる
3 転倒防止材と昆虫ゼリーを入れる(ゼリーは5~6個入れる)
4 ケースのフタをして完成!

マット産卵セット
産卵セット

カブトムシの産卵に必要なものが全部そろったセットを使用する方法もあります。

産卵チャレンジセット
産卵チャレンジセット

クワガタの場合
~材と発酵マットを使った産卵セット方法~

▼準備するもの
1 クリーンケースM
2 完熟マット
3 産卵材
4 昆虫ゼリー転倒防止材

▼作り方の手順
1 産卵材の皮を剥く

産卵木を用意して…
産卵木

産卵木の皮をむく
産卵木の皮剥き

2 10分程浸水する

産卵木の浸水

3 浸水後は縦に置いて陰干しする

産卵木の日陰干し

4 ケースの底面3cm程度マットを敷く
5 その上に産卵材を横向きに置く

材産卵セット

6 隙間にマットを詰める

材産卵セット

7 上からマットを入れて材を隠す
8 ゼリーと転倒防止材を入れる

材産卵セット

9 ケースのフタをして完成!

産卵セットのワンポイント
メスを産卵に集中させるため、オスは産卵セットとは別の成虫飼育用セットに入れておきましょう。(マット産卵、材産卵共通)

オオクワガタのメスには、お手軽なセットがあります。

オオクワガタ専用:産卵初めてセット
オオクワガタ専用:産卵初めてセット

クワガタやカブトムシのメスが入ってきた場合 まとめ

1 仮の飼育ケースは、ビンやタッパーでOK!(空気穴は必要)
2 エサはリンゴやバナナでOK!
3 メスを手に入れたら産卵にチャレンジしてみよう!
4 メスを産卵に集中させるならオスは別に飼育しよう

クワガタやカブトムシが入ってきた、または拾った場合のあれこれ

よくある虫との遭遇パターン3つ

クワガタやカブトムシとひょっこり出会う事があります。彼らは基本的に夜行性で、光に集まる習性があるため、「夜間に明るい場所」を探すと出会える可能性が高くなります。ちなみに高速道路や幹線道路で見られるような、オレンジ色の光にはあまり反応しないようです。

1 家の網戸に張り付いている
網戸

2 道端に落ちている(街灯の下など)
道路

3 自販機の前
自販機

他にも「産卵に適した環境だから」と、材木屋の「オガ置き場」などに集まってくる場合もあります。

最後に
この記事を読んだ後で、どこかで虫を見つけたら、ぜひ飼育や産卵にチャレンジしてみてください!

クワガタ遭遇パターン まとめ

1 夜に明るいところで遭遇することがある
2 オレンジ色の光にはあまり反応しない
3 オガ置き場で遭遇することがある
4 見つけたら飼育や産卵にチャレンジ!

この記事でご紹介したアイテム

月夜野きのこ園クワガタ菌床販売部にてご購入頂けます
国産カブトムシ
国産オオクワガタ
国産ノコギリクワガタ
国産ミヤマクワガタ

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