ホソアカクワガタ属のご紹介
ホソアカクワガタ属の特徴とは
ホソアカクワガタの特徴ですが、一概に括りづらい部分もありますが、1つにはその体長かと思われます。小さな種類では20mm程のものもあれば大きな種類では100mmを超えるものもあります。一般的にはメタリフェルホソアカクワガタやエラフスホソアカクワガタのイメージが強いと思いますが、実は体長が50mmに満たない種類も数多く存在します。実に様々です。
もう1つはやはりその色彩かと思われます。種類にもよりますがレッド、ブルー、グリーン、パープルなど実に色彩豊かです。
こういった特徴を踏まえますと見どころはたくさんで、かつては多くのブリーダーの方々が夢中になったという話も納得のいくところです。
ちなみにその他の特徴としまして挙げられますのが、野外のホソアカクワガタの中には、樹液だけでなく、花の蜜を吸う事もあるという点が挙げられます。一説にはその大きな大アゴは、不安定な花や茎にいる状態でも格闘できるように進化した、とも言われているようです。
ホソアカクワガタ属の生息地域とは
その生息地域ですが、北は台湾あたりから南は東南アジアに生息しております。ユーラシア大陸内の南アジア地域にも数多くの種類が生息しております。寒さに対する耐性はあまり強くない事を考えますと、やや平地よりに生息しているのではと予測されます。
ホソアカクワガタの代表種とは
一般的に有名なホソアカクワガタと言えばやはりメタリフェルホソアカクワガタとエラフスホソアカクワガタになると思います。依然人気も高い傾向があります。この2種ですとやはり大アゴの長さとその色彩が最大の魅力かと思われます。
この事もあり、ホソアカクワガタと言えば一般的には体は細く大アゴは長い、こんなイメージが定着しているのかも知れません。
最大のホソアカクワガタとも言われているエラフスホソアカクワガタ
ホソアカクワガタ属のご紹介 まとめ
1 体長は20mm~100mmと様々
2 光沢と多くの色味が特徴
3 ユーラシア大陸の一部と東南アジアの諸島に生息
4 かつては多くのブリーダーを虜にした
ホソアカクワガタ属についてのあれこれ
ホソアカクワガタ属の飼育方法と難易度
ホソアカクワガタの飼育方法とその難易度ですが、もちろん例外はありますが、基本的には容易な種類に入ると思われます。マット産卵、マット飼育(菌糸飼育もOK)幼虫期間も短めで管理温度も20℃~27℃程度と、飼育はし易いほうだと思われます。
もちろん飼育期間は幼虫サイズや管理の温度、♂♀によっても異なります。
例外的に以前から飼育難易度が高い事で有名な種類もあります。再三にわたって名前が出てきているエラフスホソアカクワガタです。幼虫飼育も材飼育を行うブリーダーの方もおり、その飼育方法は完全には確立されていないのが現状と思われます。
また幼虫飼育では、マットであれ菌糸であれ、エサの消費量も少ないという事もホソアカクワガタの特徴で、時にはやや大きめのプリンカップで交換無しで最後まで、なんてパターンも多くあるようです。経済的なクワガタという事も安心です。
そう考えますと、特にメタリフェルホソアカクワガタ等にに関しましては、まさに初心者向けの外国産クワガタと言っても良いのではと考えられます。
メタリフェルホソアカクワガタの飼育に関しましては別の記事でも詳しくご紹介しておりますので、飼育に挑戦される方は是非とも参考にしてみて下さい
参考記事;メタリフェルホソアカクワガタの飼育に挑戦!初めてでも安心です。
ホソアカクワガタ属の流通量
ホソアカクワガタの流通量ですが、実は以前とは違いその多くは流通量が減ってきております。流通量が多いのは前項でもご説明致しました2種と、その他数種類です。
これはホソアカクワガタだけに限った話ではありませんが、総じてボルネオ島に生息しているクワガタなどは比較的に流通量は少ない部類に入ります。本種でいいますと、チュウホソアカクワガタやモンタネルスホソアカクワガタ等です。それ以外でもユーラシア大陸の種類やニューギニアに生息している種類は比較的流通量も少なく、パハンホソアカクワガタやビコロールホソアカクワガタ、マルガリータホソアカクワガタやカウピホソアカクワガタなどがこれに該当します。
以前は流通量も少なかったボルネオ島のタランドゥスホソアカクワガタ
ホソアカクワガタ属の値段
気になるその流通単価ですが、これも完全に種類や大きさ、また時代によっても様々です。流通量の少ない希少種に関しましては野外採集もので数万円単位というものもあります。チュウホソアカクワガタなどは現在でも高いようです。その他にはエラフスホソアカクワガタの、特に大歯のものに関しましてはこちらも数万円単位で流通していたようです。大歯のエラフスに関しましては湾曲も大きく、今でもとても人気があるようです。
ホソアカクワガタ属の人気度
現在の流通事情を考えますと、やはり現在はエラフスホソアカクワガタが最も人気が高いのではと予測されます。メタリフェルホソアカクワガタも、例えばブルー個体、パープル個体などは依然人気はあります。ですが、実際の古くからのブリーダーの方々の中には、あえて大きくなる種類よりも小型種を好む方も多くおったようです。
小型種は体が小さいことを除けば、そのバランスや形状、色味などとても味わい深いものがあります。
ホソアカクワガタ属のについてのあれこれ まとめ
1 一部の例外を除いては比較的に飼育は容易
2 希少種も多く存在し、その種は流通単価も高い
3 色味や大アゴの大きさによっても人気度や流通単価が変わる
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