タランドゥスオオツヤクワガタってどんなクワガタ?
タランドゥスオオツヤクワガタの基本情報
タランドゥスオオツヤクワガタは、アフリカに生息するクワガタで光沢のあるボディーが特徴です。
タランドゥスオオツヤクワガタの特徴
成熟した個体は、携帯電話のバイブレーション機能のような動きをすることがあります。これは他の種にあまり見られない独特の行動です。
タランドゥスオオツヤクワガタを手に入れたら
タランドゥスオオツヤクワガタの成虫は、飼育ケースにハスクチップの様なものを敷いて、昆虫ゼリーを与えておけばOKです。飼育ケースは大きめのほうがベターです。
※管理温度は20度以上にする必要があります。
ワイルド(野外採集品)のメスを手に入れた場合は、産卵セットを組んでみてもよいでしょう。交尾済で卵を産める状態にある可能性がありますので、是非とも挑戦して頂きたいと思います。
タランドゥスオオツヤクワガタの基本情報 まとめ
1.アフリカに生息している
2.光沢のあるボディー
3.独特の振動を起こす
タランドゥスオオツヤクワガタに卵を産ませてみよう!
成熟の確認
卵を産ませるにあたってはオスメスそれぞれが成熟していて、交尾・産卵可能な状態であることが必要になります。少なくとも成虫になってからエサを食べ始めていることが必要になります。
交尾(ペアリング)
成熟したオスとメスを同じ飼育容器の中に入れ交尾を促します(同居ペアリング)。ヒラタクワガタなどのように特別に気性が荒い種ではありませんが、オスとメスがケンカしていないかどうかの確認はしたほうがよいでしょう。
1週間くらい同居させた後、メスを取り出し産卵セットに移動します。
産卵セットの組み方(材=産卵木を使用する場合)
▼使用するもの
人工カワラ材または人工レイシ材(重要)
大きめの飼育ケース
発酵マット
昆虫ゼリー
ハスクチップ
▼産卵セット時の温度
25℃以上
▼手順
1.カワラ材の下ごしらえ
1-1皮をむく前の人工カワラ材(または人工レイシ材)を用意します
1-2カッターやナタを使い皮をむいていきます
2.セットする
ケースの底5センチ程度、発酵マットを固く詰め、1のカワラ材とゼリーを置く
ここまでくれば準備はOKです。これに交尾済みのメスを入れてフタをすれば完成です。
このとき転倒防止のハスクチップを入れてもよいでしょう。
産卵セットの組み方(菌床産卵の場合)
▼使用するもの
カワラタケ菌床(重要)
大きめの飼育ケース
発酵マット
昆虫ゼリー
▼産卵セット時の温度
25℃以上
2.袋から出した菌床をまるごとのせる(入らなければ削ってもOK)
3.菌床の回りをマットで埋める(菌床の高さの3分の1程度でOK)
メスの投入から割り出しまで
▼割り出しはタイミングが重要
割り出しのタイミングの目安としては、材や菌床を掘ったものが多く見られるようになったころがよいでしょう。なお、タランドゥスは産んだ卵や幼虫に危害を加えることが少ないので、長めに入れておくという方法をとっても良いでしょう。
タランドゥスオオツヤクワガタに卵を産ませてみよう まとめ
1.産卵時は25℃以上の温度管理が必要
2.菌床産卵と材産卵、両方可能
3.カワラ(またはレイシ)の材や菌床が必要
タランドゥスオオツヤクワガタを羽化させよう(幼虫飼育)
割り出しを行った後の幼虫や卵は個別に管理を行い、その後幼虫飼育へと移行します。
タランドゥスオオツヤクワガタの幼虫飼育方法
タランドゥスオオツヤクワガタの幼虫飼育は容易な部類に入ります。容器のサイズは1100~1400cc程あれば充分です。エサはカワラタケやレイシの菌糸を使用します。菌糸の種類が合わないと幼虫が育ちませんので注意が必要です。
飼育可能な温度は20~27℃くらいです。
幼虫飼育期間は温度管理ありで半年~1年程度になります。そのため、菌糸ビンの交換なしで羽化まで持っていける場合もあります。
蛹(さなぎ)になったら
幼虫は成長が進み3齢になると蛹になる準備を始めます。蛹化が確認できたらなるべく安静に見守り、万が一蛹室を壊してしまった場合には人工蛹室に移し替えてあげましょう。
羽化に成功したら
蛹の期間を経ていよいよ羽化します。ビンやケースなど容器の中で羽化をしますが、羽化して成虫の体になっても自力で菌糸の中から出てくるまで待っててあげましょう。
タランドゥスオオツヤクワガタを羽化させよう まとめ
1.幼虫期間は半年~1年くらい(ただし温度等の要因で前後する)
2.幼虫飼育温度は20~27℃くらい
3.エサは菌糸の種類が重要(カワラタケ・レイシ)
この記事でご紹介したアイテム
月夜野きのこ園クワガタ菌床販売部にてご購入頂けます。
>タランドゥスオオツヤクワガタ
>カワラタケ菌床
>コバエシャッター大
>完熟マット
>黒土マット
>ハスクチップ
>昆虫ゼリー