今回はクワガタのエサについてご紹介したいと思います。
飼育するうえでのエサ、採集に向いているエサなど様々ですが、それぞれに最適なエサをご説明致します。
クワガタ飼育に最適のエサは?
クワガタが好きなエサは何だろう
まず最初に飼育に向いているエサですが、カブトムシ同様、バナナ、昆虫ゼリー、リンゴなどが最適です。特にバナナですと熟した柔らかめの物が良いと思います。
NGなエサとしましては、スイカやメロンなどの水分の多い物です。
おしっこの量が増えてしまい、飼育ケース内が不衛生になりがちですからね。
お手軽、無難なエサはやはり昆虫ゼリーになると思います。
クワガタはエサをどれくらい食べる?
クワガタはエサをどれくらい食べるのか?正確な統計をとっているわけではないのですが飼育経験から、冬越しするクワガタ(オオクワガタなど)は夏と冬とでは食欲が違い、冬場は夏場の半分程度しか食べません。
また、クワガタは全般的には成熟したての頃(成虫になってしばらく時間が経った後)が最も食欲がある傾向にあります。♀の場合は産卵期直前も食欲旺盛になる事が多いです。では最も大食いなクワガタは何なのか!ズバリ!体のでかいクワガタ!種類や♂♀にもよるのでしょうが、個体差というのもありますので、大食いという観点でいいますと体格のいいクワガタがたくさん食べるという最も普通な答えになってしまいます。ちなみに外国産のでかいクワガタは国産のクワガタの倍以上食べたりします。
クワガタはこんな物も食べる?
クワガタの成虫はほとんどが先にご説明しましたようなエサを食べています。ところが例外的に産卵期の♀はこんな物も食べたりします。
その1 幼虫(うわぁ~!)
その2 サナギ(わぁ~!×2)
その3 ♂の成虫(わぁ~!×3)
ちょっとグロいですが、産卵期の♀は高タンパクなエサが必要なんですね。なるほど。次の項では野性のクワガタが何を食べているかについてふれていきます。まぁ樹液なんですけれども、それに関連して採集に関しても大まかに書いていきます。
クワガタ採集に行ってみよう!
次に、クワガタ採集に関して少しご説明致します。
クワガタはどこにいるの?
クワガタが生息している場所ですが、基本的には杉などの針葉樹ではなく、広葉樹が広がり近くに川が流れているような場所が良いと思われます。ひとことでクワガタと言いましても、種類によって生息地帯が異なります。たとえばオオクワガタは標高の低い場所にポツンと数本程度立っている木(クヌギ・ニレ※地域により異なりますが)などに居ます。
ミヤマクワガタなどはは高所でも採集が可能です。どちらも11時~15時くらいまではは日差しを避けるため、葉の影や木の中の穴(ウロといいます)などに潜んでいる事がおおいです。採集方法としましては、木をけっ飛ばす、光に集まってきたところを捕まえるなど幾つかあります。子供の頃はクワカブ採集といえば、主に蹴り採集ばかりでした。
※クヌギの木がこちらです。
※こちらがクヌギの葉っぱです。
※こちらが木のウロと呼ばれる穴です。
さて採集に向いている時間としては早朝から午前中いっぱいまでがオススメです。早い時間から気温が上がりそうな日はなるべく早めに採集に行く方が良いと思われます。採集が可能な時期ですが、種類によって若干異なりますが、早い個体ですと5月から採集可能なクワガタもおります。だいたい9月下旬頃まで採集可能です。ですが最も手堅い季節は6月から7月頃かと思われます。
トラップを仕掛けてみよう!
次にあらかじめトラップを仕掛けて捕まえる場合の釣りエサについてです。やはり1番のオススメはバナナです。網の様な物の中にバナナを入れて木に釣り下げて置きます。トラップを仕掛けたら翌日にでも採集に行ってみましょう!やはり早朝から午前中がオススメです。
野外採集の注意点としましては、生き物はスズメバチやイノシシ・マムシなどです。その他自然災害(がけ崩れなど)にも充分お気をつけて下さい。
なお、野外採集に際しましてはくれぐれもマナーを守ってお願い致します。
山の中にゴミを捨てない。むやみに木の皮を剥いだり、枝を折ったりしない。
私有地に立ち入る時は許可を得る。特にこの3つは守って下さい。
クワガタのエサのまとめ
1 飼育用のエサ:「バナナ」「昆虫ゼリー」「リンゴ」
2 エサ番外編 :産卵期の♀は虫も食べる事あり
3 食べる量:成熟したての頃や♀は産卵期直前に大食い傾向あり
4 野性クワガタのエサ: 広葉樹の樹液(クヌギ・ニレ・ナラ・ヤナギなど)
5 野外採集のトラップに使うエサ: バナナがベスト
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