今回はクワガタやカブトムシの採集に際しましての採集道具のご紹介です。
必要な道具や便利な道具、安全面でおすすめな道具などをシチュエーションに沿ってご紹介致します。この記事をご参考に、採集に出掛けてみましょう!
採集道具はなぜ必要か
雑木林とはどんなとこ?
カブトムシやクワガタの採集といえば、皆さん思い出されるのが雑木林だと思いますが、では雑木林とはどんなところでしょうか?山であったり森のような環境が多いです。という事は当然、木があり、多くの生物が生息し、小川は流れ、いわゆる自然の環境です。
道は基本的には舗装されておらず(道はありますが)、雨が降れば道はぬかるみ、季節がくれば多くの昆虫たちが飛び、トゲのある木の枝や葉もあります。少なくとも私たちが平素暮らしている環境と同じではないという事です。当然、服装も含めてある程度の準備が必要なわけです。
昆虫を捕まえる事は簡単か
次に昆虫の採集についてですが、基本的には自然界の生き物ですので野性の本能であったり、その身体能力という面でははるかに人間を超えています。まず昆虫は、その多くに羽が生えており飛ぶ事が出来ます。その時点で人間を超えてます。人間と比べると体は小さいですが、動きは素早いものも多いです。小さいのでちょっとした所にでも隠れる事もできます。そういった昆虫を捕まえるわけですから、素手のみで捕まえる事は時に至難のわざなのです。ですので採集道具も必要になってくるわけです。
素早く逃げるコクワガタ
困った事は起こるのか
雑木林などで採集を行うにあたって困った事などは起こるのでしょうか?例えば地面がぬかるんでいれば転びやすく、転んでしまったら服や靴が汚れてしまいます。蚊に刺されてしまう事もあれば、小さな昆虫が自分の目に向かって飛んでくる事もあります。とがった木の枝に引っかかれてしまう事もあります。これらは必ず起こりうる事ではありませんが、念のために用心しておく事は必要でしょう。楽しい昆虫採集にするためには、やはり困ったことが起きても対処できるようにしておく方が良いと思います。備えあれば憂いなしです。
スズメバチにも注意が必要
採集道具はなぜ必要か まとめ
1 雑木林は日常の環境とは異なる
2 カブトムシやクワガタも必死で生きているため、なかなか捕まえられない時もある
3 困った事が起きても対処できるように準備をしておく方が良い
採集道具のご紹介
虫を発見し捕まえる道具
まずはカブトムシやクワガタを発見し採集するのに必要な定番の道具からご紹介します。
◆虫網
これはご存じ虫網です。手で届かない場所にいる場合に使用します。ですがこの一般的な虫網は実はさほど勝手が良くなく、このタイプは昆虫をこの中に落とす用に使う方がオススメです。ですので標的の下の方に構えておきます。
◆虫網2
これも虫網ですが、上記の物に比べると網の部分が小さく狭いです。これは本来エビ獲り用の物ですが、あえてご紹介させて頂きました。昆虫を捕獲するには実はこちらの方がオススメなのです。これを使用して横から押さえるようにして捕獲します。
◆懐中電灯
これは懐中電灯です。夜間の採集時に使用します。これは別の記事でもご紹介しました、夜間のカブトムシ採集での裏ワザなどに使用します。詳しくはこの記事をご参照下さい。
参考記事;カブトムシの採集に挑戦しよう!夏の楽しみはやっぱりコレだ!
◆飼育ケース
採集したカブトムシをこの中にいれます。複数いれても大丈夫ですが、念のために、木片などを一緒に入れて、カブトムシどうしがケンカをしないようにしてあげます。
あれば便利な道具
◆ペンライト
これも懐中電灯ですが、上記の物よりも小さめです。ウロの中を見る時に使用します。だいたい15~20cm程度の大きさのものが良いでしょう。
◆ラジオペンチ
これは主にウロの中にいるクワガタを採集する際に使用します。先が真っすぐな物と、鍵状になっている物と2種類あるとより便利です。ウロの中のクワガタをこれで引っ張りだす事ができます。
◆ひっ掻き棒
これも主にクワガタのウロ採集の時に使用します。あらかじめウロの奥までこれを指しておいて、クワガタがウロの後ろの方に逃げられないようにして上記のラジオペンチを使用し、クワガタを引っ張りだすわけです。先端は曲がっており、これでクワガタの背後を邪魔するわけです。
◆ルアーケース
これは捕まえたクワガタを入れるケースです。何種類か捕まえた場合でも整理がしやすいです。互いにケンカをしない事も魅力です。
◆ハンドスコップ
これはハンドスコップです。本来は園芸用のスコップですが、これは日中のカブトムシ採集時に木の根元を掘ったりする時に使用します。
◆脚立
脚立はもちろん高い所の昆虫を捕まえる際に使用します。これは主に採集場所のすぐ近くまで車で行ける時などに、車の中に入れておきます。持ち歩くのは大変です。
採集の時の装備と安全管理
◆長靴
道が悪い場合もありますので長靴は必要です。蹴り採集の時も普段履きの靴よりも良いと思います。マムシなどのあまり大きくないヘビ対策としても有効です。
◆手袋
手を傷つけないためにも必要かと思います。
◆虫よけ・かゆみ止スプレーなど
◆目薬
何気に必要なのが目薬です。小さな虫が目に当たってしまった時や、木粉などが目に入ってしまう事もあります。木の上の方をずっと見ていると目が疲れる事もあります。
最後に服装ですが、基本的には山の中という事もありますので、長袖着用がオススメです。そして帽子、手袋、軍手も身につけた方が良いでしょう。
可能であれば素材は綿のようなものが理想で、色は白系が良いと思われます。黒系ですと多くの虫やハチなども寄ってきてしまう事があるからです。
ピッタリとした服よりは、ややダボダボ気味が理想で、理由としましては万が一服の上からハチなどに刺されてしまった場合でも、ダボダボな服の場合は肌に届かない事も多いからです。
採集道具のご紹介 まとめ
1 採集方法により使用する道具は違う
2 虫さされやかゆみどめ、目薬もあると便利
3 服装は白ベースで綿生地、ややゆったりとした服装がベスト
4 帽子や手袋、軍手も着用したほうがより良い
この記事でご紹介したアイテム
月夜野きのこ園クワガタ菌床販売部にてご購入頂けます。
>飼育ケース